アンテナ・ケーブル、光ファイバーコスト比較

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これだけ違う!「アンテナ」と「ケーブル、光ファイバー」コスト比較

新築戸建てが完成に近づき、いよいよ引っ越しも間近。電気ガス水道や役所の面倒な手続きを済ませていざ新生活!と思ったらテレビのアンテナが無い・・・。
これ、マイホームにまつわるあるあるで、新生活準備の一番最後まで忘れがちなのがテレビのアンテナ設置です。
では、アンテナを業者さんに立ててもらうのか、それともケーブルテレビでインターネットと一緒に申し込んでアンテナいらずにしてしまうのか。
実はここまで来るのに疲れきってしまい、最後の最後、テレビに関してはあまり深く考えずにこなしてしまう方も多いんです。

 

でも、ちょっと待った。

 

アンテナにするか、ケーブルテレビにするかは今後の家計に関わる意外と大きな問題です。
そこで面倒なコスト比較を手助け。
それぞれのメリット・デメリットをコスト面+αで比較しました。

 

基本的な選択肢はふたつ

 

テレビを見るための基本的な選択肢はたったの2つ。
アンテナを立てて見るか、J:COMなどのケーブルテレビやフレッツテレビ(光テレビ)などのインターネット経由で視聴する方法です。
まずこの2つで大きく異なるのが初期費用とランニングコスト。
アンテナは初期費用が高く、ランニングコストが無い。
ケーブルテレビは初期費用が比較的安く、ランニングコストが高い。
これが原則です。
では、実際にどの程度の差になっていくのか見ていきましょう。

 

 

アンテナ工事の場合

アンテナ工事は電波状況やアンテナの設置場所などご自宅の条件にもよりますが

 

  • 初期費用はおおよそ3〜8万円
  • 天災などの特殊な事情を除けば20年程度はメンテナンスフリー

となっています。
外部に露出することが多いアンテナ本体は、台風やカラスなどの被害による破損が考えられますが、原則として何も無ければ15〜20年程度壊れることはありません。
ブースターや分配器などの付属品に関しても、室内設置が多いので通常の家電製品と同様にそうそう壊れることもありません。

 

もしも、なんらかの理由でアンテナがズレてしまって補修が必要になるとして、

 

補修の費用は一般的に数千円〜3万円程度

 

アンテナ本体は生きていて、歪みやズレの補修なら数千円〜。
アンテナ本体の交換となっても、ブースターや分配器などが生きていれば新規の設置より費用は安めです。

 

アナログテレビから地デジへの切り替え需要があった時期、中には新規設置に10万円を超えるような見積もり提示をする業者も存在しましたが、現在はどんなに高くても10万円を超えるようなところはまずありません(そんなところは選ばないようにしましょう)。

 

20年というスパンで見た場合、

  • 初期費用(高くて)8万円
  • 1度破損によるのアンテナ交換があって3万円

⇒見積書を10社から実際にとった相場を知りたいならこちら

 

11万円÷20年=『年間 5500円』

 

これがアンテナ設置のコストとなります。

 

 

ケーブルテレビの場合

 

では次にケーブルテレビですが、代表的な事業者はJ:COMとNTTグループのフレッツテレビです。
こちらの2つを見てみるとベーシックなプランのインターネット回線+テレビの組み合わせの場合

 

  • J:COM 月額『4917円(税込)』
  • フレッツ光 月額『『6156円(税込み)』

※2016年6月現在

 

となっています。
新規の申し込みの場合、初期費用として工事費が約2万円程度発生しますので、これをこのまま単純計算すれば

 

年間 『約 60,000円』+初年度の初期費用『約20,000円』

 

となります。

 

先ほどのアンテナ工事と比べるととんでもないコスト差ですが、こちらはインターネット回線も込みのお値段。
現実問題、今はご家庭内にインターネット回線が不要という方はほとんどいないと思われます。
アンテナ工事そのもののコストは『年間5500円』でもそこには当然インターネット回線のランニングコストが上乗せされますので一概にアンテナ工事が安いとは言い切れません。

 

インターネット回線を個別に契約した場合、仮にau光の最も安いプランでも月額4300円。
これをアンテナ設置工事のコストに上乗せすると

 

年間『約 57,000円』

 

となりほとんど変わりません。光回線の契約内容によっては、初年度のコストはアンテナ工事の方が高くなるケースもあるでしょう。
ケーブルテレビの場合、BS・CSの多チャンネルに対応していたり、天候の影響をほぼ受けず快適にテレビが見れるというメリットもあります。

 

 

目には見えないコストに注意

 

単純なコスト面ではそれほど違わないんだし、面倒だからまとめてケーブルテレビでいいじゃん?と思いがちですがちょっと待った。
ここで気をつけてもらいたいのは

 

  • インターネットの世界は日進月歩
  • その多チャンネル、本当にあなたにマッチしてる?

この2点です。

 

まずインターネット環境についてですが、今は自宅の回線に光を引かなくてもモバイルwi-fiを独自に契約する形もあります。
月額の使用量に制限があったり速度が光と比べて遅いなどのデメリットがありますが、2016年現在でも使用量無制限のwi-fiもありますし、動画などの重い映像を頻繁に見ないのであればさほど気になる速度ではありません。
また、よくある勘違いで速度が速くてもパソコンの性能自体が悪ければ表示速度は遅くなります。
現在主流の速度はインターネットを調べ物に使う程度の人であれば十分足りていて、速度のデメリットはほぼ無いと考えて大丈夫です。
これが5年後・10年後にはさらに環境が良くなっている可能性が高いです。
またwi-fi環境を整えればスマホやタブレットなどのネット使用料金の削減にも繋がります。
ケーブルテレビ+インターネット回線の契約の場合、解約しようとすると2年ごとの契約で違約金が発生するケースがほとんどで、新しいインターネットサービスが生まれてもすぐに切り替えられないのは大きなデメリットです。
この違約金制度は個別にインターネット回線を契約しても発生しますが、ケーブルの場合テレビとセットというのが曲者。

 

『インターネット回線を変える=新規のアンテナ設置工事費用が発生』

 

これに繋がります。
それが面倒で良いインターネットサービスが生まれても変更できずズルズルと毎月の料金を払っている人は多いのではないでしょうか。

 

次に、多チャンネルについてですが、確かに始めは物珍しさもあって嬉しいサービスかもしれません。
しかし、実際にスカパーに加入していた筆者の経験からすると、ケーブルテレビについてくるチャンネルで本当に見たい番組が見れるわけではありません。
例えばスポーツ番組ならば「この競技のこのチーム“だけ”」見たいのに、そこは有料の別チャンネルだったりなんてことが頻繁に起こります。
BSはともかく、wowowやスカパーのCS放送の視聴を希望する方というのは見たいものがハッキリ決まっているケースがほとんどで、そういう意味では「多チャンネルであることに意味はない」んです。
また、趣味や興味も変わる中で最初は見ていたけどもう見なくなった、なんて時に簡単に解約というわけにもいきません。
有料コンテンツは解約できても、しっかり上乗せされている多チャンネル故の基本料金(実質数百円/月ですが)をインターネット回線が必要だから、とズルズル払い続けることになりがちです。

 

インターネット環境とCS放送の必要性。後々状況がめまぐるしく変わることが容易に想像できるこの2点を理解しておかないと、本当はこんなに払わなくていいのに、という目に見えない損が生まれる可能性が高いのです。

 

ただしこんな人にはケーブルテレビもオススメ

 

実際にとある業者さんに多いのが、東京MXやテレビ神奈川などのローカルチャンネルをアンテナでしっかり見れるか?という問い合わせです。
アンテナ設置の場合、これが満足に見れないというケースがそこそこあり、その業者さんでもそういった方にはケーブル加入をオススメしているそうです。
アニメを筆頭に地域プロスポーツの応援番組などもある地方ローカルテレビは、電波強度の関係でアンテナだとどうしても視聴しにくい地域があります。
これらがテレビ視聴のメインである場合には、天候や場所を選ばず常に綺麗な画像で見られるケーブルテレビに大きく軍配が上がります。

 

 

まとめ

ここで伝えたいことはとにかく「インターネットとテレビのセット契約は危険」ということです。
確かにまとめて契約できるケーブルテレビは簡単ですし、アンテナには無いメリットも存在します。
しかし、インターネットの世界が日進月歩な以上

  • アンテナ設置工事を行いテレビはテレビで分け
  • インターネットの様々なサービスに目をむけ
  • スマホなどの利用状況に合わせて適切なプロバイダーを選ぶ

この形が最もコスト面では優れています。
スカパーやwowowもアンテナだけ先に立てておく程度なら工事料金に1〜2万円がプラスされる程度です。
CS放送を見る可能性が高いのであればアンテナをまずは立てておき、本当に見たいものがある時に改めて視聴契約をする方が絶対にオススメです。
ちなみにBSを全く見ないのであればBSアンテナ(BS・CS共用アンテナ)を立てるのはやめましょう。ケーブルテレビでは必ず必要になるNHKのBS受信料が削減できます。
ただし、wowowはBSの衛星に乗せて配信するサービスなのでアンテナを分けることは出来ません。wowowを見たいという人は受信料も必要経費になります。

 

インターネット回線もスマホなどの契約も、○○プランなんてものがすさまじい種類があって、もう訳分からん!なんてなりがちですが、損をしないためにもう一踏ん張り。
選択肢が多いからこそ、それぞれのライフスタイルに合うベストな選択をしたいところですね。

 

⇒ケーブルテレビや光からアンテナ工事に乗り換える方法