4K8K対応のアンテナは本当に必要?ケース別に解説

4k8kアンテナの必要性

2019年12月より放送が開始されているBSの4K8K放送。家電量販店でも4Kテレビ、8Kテレビが主力商品となっていて、特に4Kは番組も多く、テレビも5万円代から購入可能と言う事で何かと話題となっているのは確かです。しかし、4K8K放送を見る為の環境を整えるべきか言われると必ずしもそうではありません。

 

BSの4K8K放送を視聴する為には、テレビ本体だけでなく、チューナーやアンテナ、ブースターなど、各種周辺機器も4K8K対応にする必要がありますが、その為に必要な工事費用は最低でも4〜5万円はかかり、導入に二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。

 

ここでは、そんな4K8Kのアンテナ工事は本当に必要なのか、状況別に要点をまとめました。

 

そもそも4K8K放送とは??

4K8K放送とは、これまでフルハイビジョンやHD、2Kなどと呼ばれた画質よりも高画質の映像をテレビで楽しめるようになった技術で、視聴する為には4K8K画質に対応したテレビ本体が必要です。

 

これまで、ネット配信のVOD(ビデオオンデマンド)を中心に4K放送が行われ、従来は4K画質に対応するテレビ本体があれば視聴可能でしたが、2019年12月より始まったBSチャンネルの4K8K放送を視聴する為には、BSアンテナやブースター、ケーブル等の視聴環境を4K8K対応の物に変更する必要があり、更にチューナーも別途必要になります。

 

4K8K放送は普及しない??

BS4K8K放送は、周辺機器の変更、チューナーの追加購入など導入のハードルが高いのですが、かつて地デジ移行でアナログ放送が見られなくなった時とは違い、あくまで追加コンテンツです。その為、4K8K対応への移行を強制されるような事態ではない事から、2019年末時点での普及率は1%に満たないと言われています。

 

補助金などの政策も非常に限定的で、消費者側には設備を導入するメリットもありません。

 

4K8K放送を推進するNHKは、『2020年には4Kテレビの普及率が50%を超える』と強気な姿勢ですが、4Kテレビ本体の普及とBS4K8K放送の受信はまた別の話。衛星放送よりもネット配信の4K番組の視聴ハードルが低い事から、そちらの需要の方が高いと言われています。

 

また、将来的には地デジ放送に4K画質が導入されるとも噂されていますが、そもそも4K以上の画質はオーバースペックとして必要としていない視聴者も多い事から、中々普及が進まないと見られています。

 

更に、一軒家のテレビアンテナ設備を4K8K対応に変更する場合、部品代や工事代金で4〜5万円程度かかる事から、そこまでして対応させる必然性が薄いというのが現状です。

 

しかし、下記のように4K8K対応のアンテナ工事を行った方が良い場合もあります。

 

4K8K対応のアンテナ工事をした方が良いケース

  • 新築戸建てで新規にアンテナ工事を行う方
  • すでに4K(8K)対応のテレビをお持ちで視聴したい番組がある方

 

新規設置なら費用差はほぼ無いので4K8K対応にするのがお得

新築の一軒家に引っ越しをされる際、テレビのアンテナ工事は家主がアンテナ工事業者に依頼して地デジ・BSのアンテナ設置工事を行います。この場合、アンテナ本体だけでなく、ブースターや分配器等の各種周辺機器も新規に設置するのですが、2019年初頭の時点ですでに4K8K対応の製品と従来の非対応製品との価格差・工事費用の差額はほとんどなくなっています。

 

地デジとBSの両方を設置するテレビアンテナ工事の費用は、4K8K対応で約65,000円、非対応でも60,000円程度と、費用差はアンテナ工事代金総額で約5千円程度となっています。

 

その為、4K8K放送を今すぐに見るかどうかはともかくとして、将来4K8Kへの対応を考える際に改めて工事を行う必要が無いよう、新規のアンテナ工事の場合は4K8K対応にしてしまう方が良いのです。

 

また、費用面は関係なく4K8Kのチャンネルでどうしても見たい番組があるという方は、今すぐ工事を行って問題ありません。4K8Kへの変更工事の費用は2019年初頭と比べてかなり下がっていて、すでに相場の底を打っていると言えます。ですので、タイミングを気にせず、希望する時期に工事してしまうのがオススメです。

 

4K8K対応のアンテナ工事をしない方が良いケース

  • BS放送をそもそも見ていない
  • 4K8K対応のテレビを持っておらず買い替えの予定もない
  • 4K8K放送に興味がない
  • 近々に引っ越しの予定がある

 

BSが無ければ4K8Kとは無縁

そもそも4K8K放送はBSチャンネルですので、これまで『民放だけで十分・BSは必要ない』という視聴スタイルの場合、アンテナ工事も当然必要ありません。『BSはあるけどBS4K8Kで放送されている番組に魅力を感じない』というケースも同様ですね。

 

4K8K対応テレビが無ければ工事しても視聴できない

4K8K放送は、そもそも対応しているテレビが無ければ視聴できません(テレビで4K8Kのチャンネルが存在しない)。その為、現在4K8K対応のテレビ本体を持っておらず、今後も買う予定が無いという方の場合、4K8K対応のアンテナ工事は全くする必要がありません。

 

引っ越し予定があるなら4K8K対応は新居で

4K対応テレビはある、BS4K8K放送にも興味はある、そんな場合でも、近々引っ越しを控えている、もしくはその予定があるという方は、4K8K対応のアンテナ工事は新居まで控えるのがオススメです。

 

と言うのも、テレビアンテナの環境整備に必要な機器は移設が難しいからです。

 

アンテナでのテレビ視聴には、アンテナ本体だけでなく、ケーブル、ブースター、分配器等の周辺機器が必要なのですが、ケーブルであれば長さの問題、ブースターは受信電波との関係性、分配器であれば住まいの構造にそれぞれ関わる形で最適な製品が選ばれて設置されています。その為、引っ越し前の住居と新居で、同じ製品の使い回しが可能なケースは少なく、引っ越しの際には改めて新規設置する必要があるので、引っ越し予定がある場合には、新居で改めて4K8K対応のアンテナ工事を行う方がお得です。

 

4K8Kのアンテナ工事の必要性まとめ

4K8KはBSの追加コンテンツである以上、必ずしも必要ではありません。4K8Kに対応させるためのアンテナ工事も決して安いものではありませんので、どうしても4K8Kで見たい番組があるという方以外は取り急ぎ工事を行う必要はないでしょう。

 

ただ、新築戸建てでの新規設置工事は話が別です。

 

これから長く住まわれるお住まいにBSアンテナを付けるならば、後々の4Kテレビ、8Kテレビの導入や魅力的な番組の追加に備えて、4K8K対応のアンテナ工事を行っても損はないと思います。

 

それぞれの状況に合わせて、賢い選択をして下さいね。


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