地デジアンテナの種類とそれぞれの価格や用途を徹底解説

地デジアンテナ種類

一口に地デジアンテナと言っても、一戸建て用、マンションやアパートの集合住宅用、はたまた自動車用、スマホ・PC用など様々な種類があります。ここでは地デジアンテナの種類や用途、取り付け方法なども含めて、地デジを種類別に一つづつ解説していきます。

 

タイプ1.住宅用 八木式アンテナ

八木式アンテナ

価格:本体価格:1,600円〜9,500円
用途:一戸建て・アパート・マンション等、室内TV向け

 

最も一般的な地デジアンテナで、個人向け一戸建て住宅から集合住宅、オフィスビルなども含めたあらゆる場所で使われています。上記に記載した価格は主に一般家庭用ですが、大きなビルやマンションなどに設置されるタイプはより巨大な物もあり、利得と呼ばれる受信感度に幅広い選択肢があるのが特徴です。

 

八木式アンテナの主なメーカー

八木式アンテナは主に日本では、マスプロ電工、DXアンテナ、日本アンテナ、サン電子などのメーカーが開発・発売しています。メーカー名の分からないような海外製の粗悪品も混在していますが、それらは錆への耐久性や強度が不足しているケースが多いので、地デジアンテナの工事を業者に依頼する場合、どのメーカーの商品を使っているか、事前に確認しておきましょう。

 

八木式アンテナのメリット・デメリット

  • 価格が安い
  • 受信感度の強弱の選択肢が広く、弱電界〜強電界まで幅広い場所で使える
  • 屋根上だけでなく屋根裏など設置場所の選択肢が多い
  • 外観を損なう為、新築一戸建てなどでは避けられている

 

八木式アンテナの設置・取り付け方法

八木式アンテナは主に屋根上・外壁・屋根裏に設置されます。

 

屋根上設置の場合

アンテナを建てる土台となる屋根馬を固定し、アンテナマストを建てた上でワイヤーで固定、角度調整をして室内へ配線を引き込みます。

壁面設置の場合

家の外壁に穴を開けてサイドベースと呼ばれる固定器具を設置、そこにアンテナマストを建てて地デジアンテナ本体を固定します。配線の引き込み等は同じです。

屋根裏設置の場合

屋根裏の場合、主に柱を利用してサイドベースを固定する方法が一般的です。スペースが限られているので、短いアンテナマストを使用して地デジアンテナを固定します。

 

参考記事:地デジアンテナの工事 設置方法やDIY手順・おすすめの業者とは?

 

タイプ2.住宅用 デザインアンテナ

デザインアンテナ

価格:4,300円〜11,750円
用途: 一戸建て 室内TV向け

 

八木式と同じく地デジ用のUHFアンテナで、主に個人宅の一軒家に使われています。外観の良さから、個人宅向けとしてはこちらの方が現在は主流となっており、指向性が無いため電波も取りやすく、DIYで設置する方も増えています。

 

デザインアンテナの登場当初は、利得が弱いことから設置場所が限られるケースが多かったのですが、2016年ごろより新型のアンテナが出始め、一般家庭用としては八木式アンテナと遜色ないレベルまで感度が向上しています。

 

アンテナ機能だけでなく、ブースターが内臓されているタイプや、固定用のサイドベースが付いているタイプなどがあります。

 

デザインアンテナの主なメーカー

デザインアンテナはDXアンテナが人気で、次いで東芝、日本アンテナと続きます。サン電子、日本アンテナなどもデザインアンテナを製造していますが、(株)彩というところからは四角い小型の『彩アンテナ』というタイプも発売されていて、今後はよりデザインアンテナの多機能化・価格競争が進むものと思われます。

 

デザインアンテナのメリット・デメリット

  • 見た目が良く家の外観を崩さない
  • 八木式に比べて感度が弱く地デジ電波の受信が出来ないことがある
  • 受信感度が弱い物もある為、屋根裏設置などには向いていない

 

デザインアンテナの設置・取り付け方法

デザインアンテナは外壁・屋根裏の他にベランダの支柱などに設置されるケースもあります。平面になっている箇所を電波塔に向けることで電波を取りますので、屋根上の設置には向いていません。

外壁・柱に設置する場合

固定する壁や柱にまず固定用サイドベースの穴に合うよう穴を開け、アンカーを打ちビス等で固定します。固定用のサイドベースは本体に付属しているタイプと別売りのタイプがあります。

屋根裏設置の場合

屋根裏の場合、主に柱を利用してサイドベースを固定する方法が一般的です。スペースが限られているので、縦長のデザインアンテナの場合、受信する方角にアンテナを向けられず設置が不可能な場合があります。

 

住宅用地デジアンテナの配線について

地デジアンテナ配線

画像引用:DXアンテナ

 

住宅用の地デジアンテナを取り付けてテレビを見るには、アンテナ本体の固定や角度調整だけでなく、室内への配線の引き込み作業と分配器・ブースター等の周辺機器の設置が必要です。詳細な地デジアンテナの設置方法につきましては下記ページをご覧ください。

 

参考記事:地デジアンテナの工事 設置方法やDIY手順・おすすめの業者とは?

 

据置型の室内テレビで地デジを視聴する為に必要なアンテナは八木式アンテナかデザインアンテナのどちらかです。その他にもBS/CS(4K8K含む)アンテナも屋外に同時に設置されているケースが多く、2018年12月から始まったBS4K8K放送の視聴には4K8K対応のアンテナ工事が必要です。

 

通常、アパートやマンションなどの集合住宅では、オーナーや管理組合が地デジアンテナを設置する為、入居者自らアンテナを建てる必要はほぼありません。もし地デジの視聴環境が整っていない集合住宅の場合、住宅用の大掛かりなアンテナ工事は無駄な出費となってしまう為、室内用の小型アンテナで見るという方法もあります。

 

タイプ3.多目的用 室内用小型地デジアンテナ

地デジアンテナ室内用

価格:1,100円〜4,500円
用途:室内用地デジアンテナ 1画面専用タイプ

 

これら小型アンテナはブースターも内臓しているタイプが多く、八木式アンテナやデザインアンテナよりもTVへの接続が容易です。価格も安い為、地デジ視聴環境がないワンルームにお住まいの方や、外出先、自宅敷地内の小屋や台所など、特殊なシチュエーションでテレビを見るのに向いています。

 

一方、受信感度が非常に低く、電波状況に恵まれている場所でないとそもそも映りません。このアンテナ1台複数のテレビ、モニターに地デジ番組を映すことも不可能です。室内は家の壁があるだけで地デジ電波は遮断されてしまいますので、小型地デジアンテナをお使いの際はテレビがそもそも映るのか、予め確認しておいた上で導入を検討するのが無難です。

 

室内用小型地デジアンテナの主なメーカー

室内用の小型アンテナはDXアンテナのUS10WB、US120AW、日本アンテナのUDF85B、東芝のDUA-400などが人気商品です。ヤフオクや楽天市場などでは海外製の安い商品も出回っていますが、受信感度やブースターの有無等で差があります。日本製の商品でも十分安いので国内メーカーの物がオススメです。

 

室内用小型地デジアンテナのメリット・デメリット

  • 価格が安く持ち運びが可能な為、様々な場所で使える
  • 電波が強い地域+室内でも窓際など電波が取れる場所が限られている
  • 1部屋(1画面)での視聴しか出来ない

 

室内用小型地デジアンテナの設置・取り付け方法

アンテナを電波が取れる場所に起き、配線をモニターに繋ぐだけというタイプがほとんどです。固定の必要はなく、平面の場所ならどこにでも置けて、持ち運びも可能ですので室外で使用することもできますが、風雨を防ぐ対策は取られていない商品がほとんどなので、屋外に置きっぱなしにすると壊れてしまいますので注意が必要です。

 

タイプ4.自動車用 ワンセグ・フルセグ対応地デジアンテナ

地デジアンテナ車用

価格:1,280円〜
用途:自動車の車内モニター用

 

家庭用の次に需要が高い地デジアンテナが車載用です。自動車にアンテナを取り付けて、カーナビなどのモニターで地デジ番組を見ることが出来ます。メーカー純正品のモニターは走行中にテレビが見れないようロックされていますが、市場に出回っている社外品の地デジアンテナは走行中も問題なく見れるものばかりです。

 

車載用地デジアンテナは種類が豊富で、フィルムのような透明プレート内にアンテナがあるタイプや、細長いロッド型、鮫の背びれのような形をしたシャーク型と呼ばれるタイプなどがあります。高速で移動する自動車用という特性上、映像が安定しないアンテナもあり、受信感度を補うために2×2、4×4と複数のアンテナを使用するケースもあります。

 

車載用地デジアンテナのメーカー

車載用の地デジアンテナは、家庭用のアンテナを作っているメーカーはほぼ参入しておらず、隙間産業の様相を呈しています。これといって主要なメーカーはなく、中にはメーカー名すら不明の社外品(海外製品)も多数存在し、商品の質はピンキリです。その為、レビューや口コミなどでしっかり調査するか、整備経験の豊富なディーラーや整備工場のスタッフなどのアドバイスを聞いてから導入を検討するのがオススメです。

 

車載用地デジアンテナの設置・取り付け方法

車載用の地デジアンテナは商品によって取り付け方法が異なりますが室内用の小型アンテナと同様、シンプルな構造のタイプが多いです。

 

シガーソケットなどから電源を取り、車外またはフロントガラス・ダッシュボードなどにアンテナを両面テープやマグネットで固定、配線を目立たないよう取り回したらモニターに繋ぐだけ、というタイプがほとんどですので、自動車の整備経験が少しある方ならば問題なくDIYが出来るかと思います。

 

尚、モニターの種類によっては接続端子が合わないケースもありますので、その場合別売りの変換アダプターを購入して対応が可能ですが、モニター(カーナビ)があまりに古い場合、適合しないケースもありますので、適合は事前にしっかりと調べた上で導入を検討して下さい。

 

タイプ5.スマホ・タブレット・パソコン用など 多目的地デジアンテナ

スマホ用地デジアンテナ

価格:1,000円〜
用途:パソコン、スマホ、タブレット等モバイル端末における地デジ視聴用

 

地デジアンテナには、スマホやタブレット端末、パソコンなどで使えるタイプもあります。これらは、地デジチューナーが内臓されている為、USB端子やライトニング端子など、端末側の指し口にはめこむだけで使えるようになっています(別途アプリのダウンロード等は必要)

 

また、アンテナとモニターがセットになっていて、車載用としてもスマホ用としても使えるような多目的タイプも発売されており、今後はこれらモバイル端末での地デジ視聴も簡単にできる時代になっていくでしょう。

 

多目的地デジアンテナの主なメーカー

モバイル端末向けのチューナー内蔵型地デジアンテナで先頭を走る国内メーカーはピクセラです。また、エレコムやMolexなども地デジアンテナを発売していますが、1台あればどのスマホでも、というのはピクセル製が主流です。

 

車載用のアンテナと同様、ノーブランド・海外製の商品も多い分野になりますので、価格の安さだけにつられず、本当に地デジが見れるのか、商品の信頼性をしっかり見極めた上で購入することをオススメします。

 

地デジアンテナの種類のまとめ

このように地デジアンテナと一口に言っても用途によって様々な種類があり、設置方法から値段まで、幅広くなっています。

 

当サイトは主に家庭用の地デジアンテナやBS/CSアンテナの設置方法やかかる費用などについてまとめています。住宅用の地デジアンテナの導入をご検討中の方は、【リンク指定:トップページ】こちらのページ【ここまで】で地デジアンテナ導入までの全てを完全解説していますので、是非とも参考にしてみてください。

 

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