地デジアンテナにブースターは必要?基礎知識と正しいブースターの選び方

地デジブースター

地デジなどのテレビ視聴に関する話でよく耳にするブースター。これは増幅器とも呼ばれ、アンテナで受信した電波をパワーアップさせる性能を持っています。しかし、一口にテレビブースターと言っても様々な種類があり、適切な使い方も異なります。そこで、テレビ用のブースターに関する正しい知識と使い方を解説していきます。

 

テレビブースターの種類

地デジブースター

テレビ用のブースターは基本的に以下に分類されます。

 

  • UHF(地デジ)専用タイプ
  • BS/CS専用タイプ
  • BS/CS 4K8K放送対応タイプ
  • 各共用タイプ
  • 室内用・屋外用

 

またその他にも接続端子の本数の違い、対応周波数域の違いなどによって性能差がありますが、いずれにしても地デジアンテナやBS/CSアンテナの種類と、電波の受信状況・設置場所に応じて適切な種類を選ぶ必要があります。

 

テレビブースターの使い方と各種数値の見方

アンテナレベル

テレビブースターは主に地デジアンテナでの受信レベルが低く、そのままではテレビが適正に映らない場合に、利得(dB値)をあげる為に使います。地デジ電波の受信レベルは、送信局から距離があったり、送信局との間に山や竹林などの遮蔽物があったり、近隣に電波を反射する建物があったり、地デジ電波は様々な理由で強度が上下します。

 

適正なdb値は?

  • 地デジ放送・・・46〜89dB(下限34dB)
  • 衛星放送・・・50〜81dB(下限48dB)

 

尚、ブースターによっては増幅値を調整する機能を持っているケースもありますが、dB値は上げ過ぎてもテレビは映りません。地デジやBS/CSのアンテナで受信できているレベルに合わせて、増幅値を調整する必要があります。
※ブースターとは逆にレベルオーバーしている利得を下げる機器をアッテネーター(減衰器)と言う。

 

C/N比とは?

C/Nとは信号品質のことで、Carrier(信号)とNoise(ノイズ)の比率です。テレビ本体側に表示される受信レベルは主にこのCNの数値で、これが適正でなければテレビは綺麗に映りません。ブースターはCだけでなくNも増幅する為、ブースターにC/N比を改善する機能はありません。C/N比を整えるには、アンテナの角度調整を厳密に行う、品質の良いケーブルを使うなどの必要があります。地デジなら22dB以上、BSは11dB以上が適正値とされています。

 

BER値 MER値とは?

詳細な説明は専門的になりすぎるためここでは割愛しますが、MERは主に信号品質の余裕度を確認するもの、BERは受信可能かどうかの判断に使う数値です。

 

ブースターを使うかどうかの判断には、主にC/N比とMER値を見るのが肝要で、この二つの数値には相関関係があるのですが、レベルチェッカーではテレビ本体に表示されるC/N比を直接測定出来ない為、MER値(BER値)をチェックしてブースターを使用するかどうかを決めます。
MERは地デジなら22dB以上、BSは11dB以上が適正値。BERは2×10??以下が適正値とされていて、それぞれが適正値になるようブースターの定格出力の設定や設置場所の選定を行います。

 

簡単な使い方はあるが・・・

上記の様な地デジアンテナの受信レベルやその数値、ブースターの使い方の可否を詳しく知らなくても『テレビに受信レベルが低いと映っていたら、アンテナ直下にブースターを繋げる』これだけでテレビがキレイに映ることも少なくありません。

 

ただし、このようなやり方は『たまたま適正値が取れた』というギャンブルに近いやり方です。正確な数値の把握にはレベルチェッカーが必須ですし、それが無ければ適正なブースターは選べない、ということは覚えておきましょう。

 

テレビブースターの選び方と設置場所

ブースター配線

地デジ用BS/CS用ともに用途に合わせて様々な種類がありますが、ブースターは設置場所や環境に合わせて選ぶ必要があります。

 

1.用途で選ぶ

まずは、アンテナの種類を確認してください。地デジのみBS/CSのみであればそれぞれの専用ブースター、地デジとBS両方を設置しているなら兼用ブースター、さらに2019年12月から放送が始まったBS4K8K用のアンテナもあるなら対応したブースターが必要です。

 

2.利得と雑音指数で選ぶ

利得(ゲイン)とは、ブースターで増幅できるdB数を表しており、数値が高い程性能も高くなりますが、dBを上げ過ぎるてもテレビは綺麗に映らない為、調整機能が有る方が良いです。

 

一方、雑音指数はNFとも呼ばれ、受信した信号がどの程度ノイズの影響を受けているかを刺しています。単位は利得と同じdBですが、NFは数値が小さい方がノイズの影響を受けにくい優秀な製品です。

 

3.定格出力をチェック

定格出力とは受信品質(CN比)を保ったまま増幅できる最大値を表した数値で、簡単に言えば元々の電波レベル+増幅分の合計値です。出力範囲を超えると故障の原因となる為、定格出力の上限は高いにこしたことはありません。

 

ただ、定格出力が重要になるのは、どちらかと言えばアパートやマンションなどの集合住宅でブースターからの伝送ロスが非常に大きい建物の場合。一般家庭で使用する場合にはそれほど気にしなくてよい数値です。

 

4.設置場所と受信レベルで選ぶ

ブースターには室内用と室外用がありますが、増幅できる数値が高いのは圧倒的に室外用です。その為、もともとの受信レベルが弱い場合には室外用のブースターを選びましょう。

 

ただ、屋外に設置する際には電源の確保・取り付け場所の確保と固定器具が必要ですので、その分手間がかかります。また、ブースター本体に防水加工が施されている分、値段も上がります。

 

室内用は個人でも簡単に設置が可能ですが、室外用と比べて増幅量は劣ります。『元々の電波レベルは十分ながら、分配器で複数の部屋へ電波を分散させたら不足した』といったケースで使われることが多い商品です。

 

ブースターの適切な選択にはレベルチェッカーが必須

尚、ここでご紹介しているブースターの選び方はあくまでも一般論で、全てのご家庭にあてはまる方法ではありません。使い方の項目でも解説したように、ブースターは本来CN比やBER値・MER値などの専門的な数値を計測した上で使用するかどうかを判断するものです。その為、数値を計測するレベルチェッカーは必須で、設置場所の選択にも知識と経験が必要です。

 

元々の電波レベルが低すぎれば、どんなに優秀なブースターを使ってもテレビは映りませんし、『テレビが映らない・テレビ画面にレベルが低いと出ているからブースターを付ければ映る』といった単純なものでもありません。

 

ブースターはアンテナ直下に設置することが多いことから、屋根上にアンテナがある場合などは特に高所から落下する危険も伴います。ブースターの導入はあくまでも自己責任で行って下さい。

 

そして、当記事を読んで『私には無理そうだ・・・』と感じた方は素直にプロのアンテナ工事業者に地デジアンテナの工事をお願いすることをオススメします。

 

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