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テレビアンテナの工事で使う部品一覧と用途について

テレビアンテナを取り付ける際、工事で必要となる部品は下記の通りです。

  • 地デジアンテナ本体
  • BS/CSアンテナ本体
  • 同軸ケーブル
  • ブースター
  • 分配器
  • 分波器・混合器
  • 分岐器
  • アンテナマスト
  • 屋根馬
  • サイドベース
  • 支線(ワイヤー)
  • 取り付け金具

この記事ではテレビアンテナ工事で使う部品の用途などについて解説します。

 

テレビアンテナ工事全体図

出典:DXアンテナ

一軒家でテレビアンテナを建てる際の目安となる配線などの全体図は上記の通りです。部屋数によりケーブルや分配器の取り回しは異なりますが、基本となる必要部品は上記画像の通りです。
では、各部品の名称や役割はどういったものか、一つずつ説明していきます。

テレビアンテナ工事の部品その1 アンテナ本体

地上デジタル放送用(八木式アンテナ、デザインアンテナ)

地上デジタル放送用のアンテナ本体にあたるのがこちらです。どちらもUHF派を受信します。画像左が八木式アンテナ、右がデザインアンテナと呼ばれます。テレビアンテナ工事に使われるのは、利得(受信感度)が高い室外設置用のタイプで、屋根上、屋根裏、家の外壁の他、ベランダの支柱などに取り付けられることもあります。

レベルチェッカーという電波測定器を使って設置場所の電波状況を測定した後、スカイツリーなどの電波塔の方角へ向けて固定します。尚、新規でテレビアンテナを建てる一般住宅の9割以上はデザインアンテナが選ばれています。八木式アンテナは外観の悪さから特に新築では避けられる傾向があります。

BS/CS、新BS4K8K用アンテナ本体

別名パラボラアンテナとも呼ばれるお皿のような形状をしたアンテナが、衛星放送用のBS/CSアンテナで、2019年12月より始まって新BS4K8K放送に対応したタイプと、非対応のタイプがあります。今後は4K8K非対応のタイプは無くなっていくでしょう。

市販されているBS/CSアンテナは、ベランダなどに挟み込む金具・マストなどの取り付け用品がセットになっているタイプが多く、衛星からの電波をキャッチしているかどうかがLEDランプで分かるレベルインジケーターも同梱されている物が人気です。地デジアンテナに比べるとDIYは簡単で南西の方角に遮蔽物の無いベランダがあればDIYでの設置も可能でしょう。

 

テレビアンテナ工事の部品その2 周辺機器

同軸ケーブル

テレビ本体からアンテナ端子まで、アンテナ端子から分配器、アンテナ本体など、各所を繋ぐ役割を果たすのが同軸ケーブルです。内部導体(銅線)、?絶縁体(ポリエチレン)、?外部導体(網組み銅線)、?保護被覆(ビニル)で出来ており、分波器とセットになっているテレビ用のケーブルも市販されています。

同軸ケーブルには、5C 3C 2Cなど、規格があり、太さの違いがあるのですが、それぞれ長距離・中距離・短距離用と分類されています。テレビアンテナで受信した電波はケーブルを伝う際に、電波レベルを損失する、いわゆる伝送ロスがあります。テレビアンテナ工事の際は伝送ロスを少なくする為に、設置場所と距離を考慮して使い分けます。

テレビブースター

テレビブースターとは、テレビアンテナ本体と分配器の間に主に設置される部品で、受信した電波を増幅する機能を持っています。商品によって対応している周波数帯が異なり、新BS4K8Kを視聴するには、それに対応したブースターが別途必要となります。地デジ電波が弱い地域でテレビを視聴する為、分配数が多い(3部屋以上)場合などにブースターは使われます。

主にアンテナ本体の直下に設置されるケースが多いのですが、アンテナ本体と近すぎると電波障害が発生する事もある為、適切な工事技術が必要な部品です。

分配器

分配器とは、テレビアンテナ本体で受信した電波を複数に分ける機能を持っており、一般家庭用では主に2分配器、4分配器が使用されています。複数の部屋でテレビを見る際には必須の部品です。

地デジ・BSそれぞれの単一電波、もしくは混合電波いずれも、そのままの状態で分割するのが特徴で、2分配なら1/2、4分配なら1/4になる為、場合によってはテレビ本体に電波が届くまでに受信レベルが低下してしまうケースがあり、そういった際にブースターが使用されます。

分波器・混合器

テレビアンテナ工事を行う際、地デジ用のアンテナとBS/CS用のアンテナの設置場所によっては、ケーブルを一つにまとめる必要があります。その際に使われるのが混合器で、逆に地デジとBS/CSを分けるのが分波器です。

複数の部屋にアンテナ端子がある場合、地デジ用・BS/CS用を別々にそれぞれの部屋へ繋げる形になると無駄な配線(やブースター)が増える為、頻繁に使われている部品です。

分岐器

分岐器は分配器と同じく単一・混合電波いずれもそのまま分割する機能を持っています。分配器と似た部品ですが、分配器が1/2づつ、1/4づつ、といったように電波を均等に分けるのと違い、分岐器は分割比率の調整機能を持っています。(例:1:9で分ける、2:8で分けるなど)

テレビアンテナ本体から各部屋までの距離に大きな違いがあるマンションやアパートなどの集合住宅で使用されるケースが多く、一般家庭ではあまり使用されません。

 

テレビアンテナ工事の部品3.取り付け用部品

アンテナマスト

八木式アンテナやBS/CSアンテナ本体を支える為の物で、ステンレスやアルミで出来ています。直径25~32mmが主流のサイズで、棒状になっており、中には伸縮するタイプもあります。また、土台になる金具とセットで販売されているケースもあります。

屋根上・家の外壁・屋根裏など、テレビアンテナ本体の設置に欠かせない部品で、適正な長さ・太さの物を選ぶ必要があります。

屋根馬

屋根上でテレビアンテナ工事をする際に使われる部品で、八木式アンテナ(+BS/CSアンテナ)を固定する為の土台にあたるのが屋根馬です。屋根裏や家の外壁に設置する場合には使いません。また、デザインアンテナの取り付けにも使われません。

サイドベース

サイドベースは壁面金具とも呼ばれ、デザインアンテナやアンテナマストを固定する為の土台となる部品です。上記画像の上がデザインアンテナ用、下がアンテナマスト用になります。壁面・屋根裏・ベランダの柱などにテレビアンテナを設置する際に使用されます。

尚、施工の際は、そのままボルト固定をすると緩みやすい為、予めアンカーを打ってから固定します。

ワイヤー・ステーアンカー・インシュレーター・ターンバックル等

主に屋根上にテレビアンテナを設置する際に使われるのが、ワイヤーやステーアンカーなどの支線と固定器具です。小さな部品類になり、テレビアンテナ工事の際に見積もり金額として計上されることは少ないです。

屋根馬+アンテナマストでアンテナ本体を固定した後、支線を4方に張って、固定の強度を高める目的で使用されます。また、雪が降りやすい地方の場合、積雪でワイヤーが緩まないようあえて支線を少なくするケースもあります。

 

テレビアンテナ工事の部品 まとめ

テレビアンテナの工事で使われる部品は如何でしたでしょうか?施工業者は、これらを状況に応じて適切に選択・使用し、テレビが見られるようにしています。

尚、実際にこれらを用意すればテレビアンテナを自分で設置できるかと言えば、それはまた別のお話。自力設置に関しては、DIYに関するペ-ジで詳しく解説していますので、そちらも合わせてご覧ください。

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